セレッソ大阪のU-20日本代表FW西川潤(17=桐光学園3年)が、初アシストを決めた。

後半23分に本拠地初登場。同37分、DFを背に反転しながらの絶妙アシストで、MF福満隆貴(27)の3点目を引き出した。「隆貴くんとは練習していた形のまま。アシストの結果を残せた。これからもっと結果を残していきたい」。初のホーム戦には「試合に入りやすい雰囲気を作ってくれて、(サポーターに)温かく迎えてもらった」と初々しい笑顔で振り返った。

来季の入団が内定し、今季はJリーグ特別指定選手として高校に在籍したまま試合に出場する。西川は新しい環境を楽しむ。すでにチームにとけ込み、試合後は先輩たちにいじられた。「あんな感じでやりやすいんで」と笑う。

アシスト以外にも、スピード感のあるドリブルで何度も仕掛け、チャンスを演出した。才能の片りんを早々と見せつけている。しかし、西川は「ドリブルでいって後ろにパスしたり、まだまだな部分は多い。(得点を)決めて、パスも出せることに価値を感じる。どっちもできることを証明したい」と目を輝かせた。