北海道コンサドーレ札幌MF中野嘉大(26)が10日、札幌・宮の沢での全体練習に復帰した。6月1日広島戦で左ヒラメ筋肉離れを起こし、リハビリが続いていた。

この日は約5週間ぶりにフルメニューを消化。「足はじっくり治したので。また一からじっかりやっていきたい」と、状態は良好な様子で再スタートに安堵(あんど)していた。

悔しい離脱だった。右サイドで2試合連続で先発していた矢先の負傷だった。ポジションを争うMFルーカス・フェルナンデス(25)が翌節川崎フロンターレ戦は出場停止だっただけに、中野にとっては主力奪取に向けてのチャンスになり得たが、かなわず。昨季まで所属した古巣のベガルタ仙台戦(6月30日)にも出場できなかった。

ライバルの活躍に、刺激を受けた。前節松本山雅FC戦では、同じサイドアタッカーのMF白井康介(25)が左サイドで今季2度目の先発、今季初得点も決めてアピールした。「まだ全然自分が納得できるプレーをできていない。またチャンスをもらえるように練習からやっていきたい」。次節13日アウェー大分トリニータ戦出場を目標に、コンディションを上げていく。【保坂果那】