カシマスタジアムの一部トイレがリニューアルされ、20日、報道向け内覧会が行われた。

新しくなったのはメーンスタンドのNIPPON STEELゲート側の女性用トイレ。クラブのオフィシャルスポンサーであるLIXIL(リクシル)との共同事業で、個室のリニューアルはもちろん、並んでいる間も試合が見られるよう入り口付近にモニターが設置されたほか、パウダーブースも新設された。女性用トイレに併設する形で、男女ともに利用できるベビールーム(おむつ替え用の部屋)も設けられた。

来場者に占める女性の割合は、J1平均38%に対して鹿島は45%。女性へのさらなるホスピタリティ向上が課題だった。リニューアルされたトイレは23日の鹿島アントラーズ対ガンバ大阪戦から利用開始となる。

カシマスタジアムでは、今回のリニューアルと別に、茨城県が総工費1・9億円をかけて、150ある和式トイレを洋式トイレに取り換える工事を行っている。19年度内に完了する見通しで、20年の東京オリンピック(五輪)に向けて整備が進んでいる。