日本サッカー協会は14日、都内のJFAハウスで理事会を実施し、21年から女子プロリーグを創設することを決定したと発表した。運営母体や参加チーム数などは今後、検討していくという。

女子プロリーグ設立をめぐっては、今年7月の理事会で女子サッカーのプロ化に向けた「設立準備室」をJFA内に設置することを決議し、室長として11年女子ワールドカップ(W杯)で日本を優勝に導いた前監督の佐々木則夫氏を選任したと同9月に発表していた。この日の理事会では同準備室からの検討状況報告などが行われたといい、JFAの須原清貴専務理事は「女子のプロリーグを21年に開幕することを決議させていただきました。今後、クラブへの要件、法人化、参加チームの選定などの作業を進めていきます」と話した。現在、国内では多くの代表選手らもプレーする「プレナスなでしこリーグ」が行われているが、今回のプロリーグは、なでしこリーグとは別に新設する形をとるという。21年開幕とした理由については20年の東京五輪翌年であることも加味したといい、須原専務理事は「日本における女子サッカーそのものを大きく発展させていきたい。プロ化をひとつの起爆剤として女子サッカー全体の普及、育成に弾みをつけていきたい。JFAとしては大きく期待しています」と話した。