ヴィセル神戸が追いついて勝ち点1をもぎとった。前半24分、横浜FCのMF瀬古樹(22)が先制ゴールを決めた。

神戸は後半29分、MFサンペール(25)からFW古橋亨梧(25)へ縦パス。この絶好機を冷静に決め、同点に追いついた。古橋は「たくさんチャンスがあった中で追いつけた。ネガティブだけじゃない。追いつけたのはチームに少し貢献できたかな」。

富士ゼロックス・スーパー杯からACL2試合を含め、今季公式戦4試合。すべてにゴールを決めるエースストライカーが、ホームでの開幕戦で勝ち点なしという最悪のシナリオから救い出した。

ACLで水原(韓国)とのアウェーでの激闘から中3日で、MFアンドレス・イニエスタ(35)もフル出場した。「結果は残念。前半から改善して、後半はいいプレーができたが」。フィンク監督も過密日程は問題にせず、「経験のある選手。90分プレーしても問題なかった」。

とはいえ、昨年11月からの公式戦連勝は8でストップと、過密日程の影響はじわじわと忍び寄る。J1に昇格したばかりの横浜FC相手にホームでのドローは、神戸の今後の課題を浮き彫りにした。