ガンバ大阪の元日本代表DF昌子源(27)が11日、大阪・吹田市内の練習場で完全非公開で実施された練習試合に出場した。移籍後、初めて実戦のピッチに立った。対戦相手や内容は非公表。

2月にフランス1部トゥールーズから完全移籍した昌子だが、昨年9月に痛めた右足首のリハビリが続き、今月7日に全体練習に完全合流したばかり。

「想定していた通りの動き。楽しかったし、しんどかった」と昌子。実戦は約半年ぶりで「練習試合で修正点が多く出るのはいいことだし、これを公式戦で出ないようにすること。(自らと1対1になる場面が多かった対戦相手とは)無理に足を出さなかったが、動きにはついていけた。(右足首の不安も)クリアできている」と納得の表情だ。

関係者の話によると、日本代表DF三浦弦太(25)と最終ラインで45分間同時にプレーしたという。今季の目玉になる“源弦”コンビが初めて実現したことになる。

主将の三浦は「練習でも一緒にやっていたが、源くんも声を出してくれるのでスムーズにできた。(コーチングの)仕事が少なくなることで、より自分のプレーに集中できた」。MF倉田秋(31)も「能力に間違いはない。すごい戦力になる」と昌子との初連係に手応え十分の様子だ。

現時点でJリーグが目指している4月初旬にリーグ戦を再開できれば、昌子は同4日のホーム川崎フロンターレ戦が移籍後初の公式戦出場になる可能性がある。【横田和幸】