横浜FCは名古屋グランパスと練習試合を行い、0-1で敗れた。

試合は動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」で生中継されたが、無観客のため約4万5000席の客席は空席。選手入場の際も静まりかえり、試合中は拍手も歓声もなく、選手の声だけが響く光景だった。

新型コロナウイルスの影響で首都圏では不要不急の外出自粛要請が出されている中での練習試合。試合後は、選手はプレスルームの報道陣とウェブでつなぎ、パスコン上でメディアの取材に応じた。トップ下で先発したMF中村俊輔は、DAZN配信の練習試合に「いろいろな声はあるとは思いますが、こういう中で(試合が)できたり、それを見てもらえるというのは、良かったと思います。難しい状況ですけど、みんな、DAZNも含め感謝の気持ちを持ってやっていたと思う」と振り返った。

試合には0-1で敗れたが、チームで志しているボールを保持しつなぐスタイルを出せた場面もあり「チームも選手も前に向けれるゲームだったのではないか」と手ごたえを口にした。異例のウェブ会見形式に、中村は「いいですね」と話し「(パソコンの)充電がないみたいなので終わります」とジョークを交える場面もあった。