新型コロナウイルス感染拡大で自粛が続く中、サッカー元日本代表のJ3SC相模原MF水野晃樹(34=清水商高出)が、SNSを活用して情報を発信している。インスタグラムではほぼ毎日、ライブ配信で体幹トレーニングを紹介。先月下旬には自身のユーチューブチャンネルを開設した。同チャンネルでは得意の料理を披露。包丁の研ぎ方や魚のおろし方を紹介するなど、本格的だ。「サッカー選手がしっかり料理を作る番組はあんまりない。ぜひ見てほしい」とPRした。

所属する相模原は先月上旬から活動休止中。2児の父親でもある水野は「どの家庭も苦しい状況。映像を通して少しでも気持ちをリフレッシュできれば」と願った。緊急事態宣言が延長され、Jリーグの再開も不透明な状況が続く。試合を観戦できないサポーターとつながる手段として、SNSを活用する。「身近に感じてほしい。特にJ3は認知度も低い。発信することで広く知ってもらいたい」と、ピンチをチャンスに変えようとしている。

ユーチューブは自身にとっても初めての経験。撮影から編集など、全て1人で行っており、約6分間の動画を作成するために4時間以上を費やすこともあるという。それでも「サポーターのために」と強調。1日でも早い収束を願い「再開されたときに気持ちを爆発させてほしい。今はそのパワーをためる時間だと思って、乗り越えましょう」と訴えた。【神谷亮磨】

▼公式ユーチューブチャンネル「水野の部屋」 www.youtube.com/channel/UCapyXQyUZXxNJ2MFoTu2jfw

水野インスタグラムのアカウント _koo29ooki_

◆水野晃樹(みずの・こうき)1985年(昭60)9月6日、清水市(現静岡市清水区)生まれ。04年に清水商高から市原(現千葉)入団。08年からスコットランドの名門セルティックで3季プレーし、11戦1得点。その後は柏、甲府、千葉、仙台、鳥栖、熊本でプレーし、昨年に相模原入団。日本代表では国際Aマッチ通算4試合出場。Jリーグ通算199試合出場7得点。173センチ、66キロ。