J1清水エスパルスはこのほど、県高体連の強豪校と協力したインターネット企画「プロジェクトS」を始めた。清水ユースと、全国高校選手権で優勝4回の藤枝東、清水商時代に同3回の清水桜が丘、2018年度の選手権県代表の浜松開誠館が参加。日ごろ磨いた技術を駆使して、指定された課題にチャレンジし、その回数やタイムを競う内容になっている。

清水の森岡隆三アカデミーヘッドオブコーチング(44)は「新型コロナウイルスの影響で試合が中止になり、子どもたちは競争する場を失っている。楽しみながら、互いを高め合ってほしい」と話した。

チャレンジ内容は3種類。技の難度を競うリフティング、1分間で何度ボールをまたげるか競うシザースフェイント、指定されたコースをいかに速く通過できるかを競うS字ドリブル。既に清水ユースと浜松開誠館が、SNS上にリフティング動画をアップ。今後、藤枝東と清水桜が丘もフェイスブックなどで配信を予定している。

森岡氏は「仲間とのつながりを再確認する場になれば。『#プロジェクトS』とハッシュタグを付けてもらい、年代にかかわらず、多くのチームへ輪が広がってほしい」と希望した。【古地真隆】