鹿島アントラーズはMF土居が2分で2得点し、柏に3-2で逆転勝ちした。

前半ロスタイムに相手DFの退場で数的優位に立つもなかなか決定機をつくれず、後半12分にはFWオルンガに先制点を許した。土居は後半9分からピッチへ。その後、両チーム1点ずつ決めてなおリードを許す苦しい展開だったが、後半44分に左サイドバック永戸のクロスをニアサイドで右足で合わせると、ロスタイム1分にはMF三竿の右クロスに頭で合わせ、「あきらめずにゴールを目指してよかった」とすがすがしい表情をみせた。

7月までは開幕4連敗でわずか1勝と苦戦したが、8月はリーグ戦4勝2分け1敗と調子を上げた。ザーゴ監督の求めるサッカーが浸透してきたことに加えて、形にとらわれすぎず、選手各自がある程度自由にプレーできるようになった。2連勝でいずれも逆転勝ち。内田篤人さんの引退会見に立ち会った生え抜きのプロ10年目が、チームを救った。