ジュビロ磐田は1-2で京都に逆転負けを喫し、2日に就任した鈴木政一新監督(65)の初陣を勝利で飾れなかった。

前半6分、FW小川航基(23)が左足で先制点。幸先よくリードを奪ったが、後半に2失点した。監督交代後に迎えたリスタートの一戦も悔しい敗戦。チームは今季ワーストの3連敗を喫し、最近7戦勝ちなし(3分け4敗)となった。

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厳しい船出となった。磐田は後半ロスタイムに決勝点を献上。16年ぶり3度目の指揮を執った鈴木監督は、ベンチ前で腕組みをしたまま、険しい表情を浮かべた。反撃の時間もなく、試合終了を迎えた選手たちもがっくりとうなだれた。監督交代からわずか2日で初陣を迎えた指揮官は「前半はいい形でサッカーができたけど、疲れた後半に守備のバランスと距離感が悪くなった」とうつむいた。

この日は元日本代表DF今野泰幸(37)を今季初先発させるなど、大胆な采配も見せた。守備もハイプレスだけではなく、状況に応じてブロックを作る戦術を使い分けた。鈴木監督は「やりたいことをやれた部分もある」。守備面では一定の手応えを示しつつも、「2、3点目を取るために、もっと精度を高めないと」と課題を挙げた。

仕切り直しの一戦は逆転負け。第2節京都戦(0●2)で2ゴールを許したFWウタカに、再び2得点された。3連敗したチームは13位に転落。J1自動昇格圏の2位福岡との勝ち点差は「16」に広がった。小川航は「切り替えてやっていくしかない」と顔を上げたが、置かれている状況は厳しい。今季は残り18試合。今変わらなければ、J1復帰の目標も早々に消滅しかねない。【神谷亮磨】