最下位の湘南ベルマーレが5連敗を喫した。前半36分、ボランチのMF金子がミドルシュートで今季初ゴールをマーク。これで主導権を握ったかにみえたが、同42分、後半10分に連続失点し、逆転を許した。1-2で迎えた後半27分、左膝内側半月板損傷で6月に手術を受けたMF梅崎が2月以来の試合復帰。J1通算300試合出場となる区切りのピッチとなったが、反撃のゴールは奪うことはできなかった。

FKやCKのセットプレーでキッカーを務め、終盤にゴールチャンスを演出した梅崎は「300試合は目標でしたが通過点」とした後、チームの5連敗に厳しい表情。連敗ストップに貢献できず「高い位置でセットプレーを取れた。そのチャンスを生かせていたら同点に追いつくことができた。今は自分たちが大事にしているスピリットを最初の1分から90分、ロスタイムまで含めて出し切ること」と前を向いた。

また浮嶋監督は解禁となったアウェー席に集まった湘南サポーターに向け「ベルマーレサポーターが遠路から多く来てもらったのに勝ち点3を届けられなくて悔しさでいっぱい」と唇をかんだ。