「大阪都構想」の住民投票が1日午前7時から、始まった。可決されれば大阪市が廃止され、4特別区が設置される。特別区となれば大阪市は消滅する。大阪市をホームタウンとするJ1のセレッソ大阪はどうなるのか-。

リーグの規約では現状、特別区をクラブの「ホームタウン」に定めることはできない。クラブは「(4特別区が)実施されるまでどうなるか分からない。今後の対応を含め、方針を出すことはできない」と示すにとどまっている。

ホームタウンはJクラブが本拠地として定めなければならない特定の市町村だが「特別区」は認められない。東京都では東京と東京Vが東京都に、町田が東京都町田市に本拠地を置く。とはいえ、元から特別区がある東京都と、新たに生まれた状況の比較は難しい。

C大阪が仮に大阪府をホームタウンにすれば、大阪府北部をホームタウンとする同じくサッカーJ1のガンバ大阪(G大阪)との兼ね合いという問題も生じる。クラブ単位での判断は難しい。都構想が可決されれば、規約改定を含めたJリーグとしての動向が鍵を握ることになりそうだ。