J1清水エスパルスFW後藤優介(27)が、ゴールへの執念を燃やした。24日は静岡市内で最終調整。

25日のアウェー横浜FC戦(ニッパツ、午後7時)に向けての準備を整えた。

大分トリニータから完全移籍した後藤は、加入1年目から前線で定位置をつかんだ。これまでリーグ戦26試合に出場。攻守で存在感を放つが、個人の結果には満足していない。今季の得点は10月のサンフレッチェ広島戦(2●3)で挙げた1点のみ。現状に「このままでは終われない」と、ストライカーとして危機感を募らせている。その上で「もっとチャンスの場面で、ゴール前に顔を出していかなければいけない」と力を込めた。

21日の前節北海道コンサドーレ札幌戦は先制するも、その後5失点して大敗した。中3日でのアウェー連戦へ平岡宏章監督(51)は「90分間通した試合運びと、ボールの出どころへの寄せを確認した」。プレスの起点となる後藤も「相手に簡単にプレーをさせないようにしたい」と続けた。

2試合ぶりの白星を目指す一戦に向け「チャンスはつくれている。求められるのは最後の落ち着き」と後藤。自身7試合ぶりのゴールで勝利をたぐり寄せる。【古地真隆】