19位の降格圏に沈むベガルタ仙台は「鬼門」を攻略できなかった。敵地で浦和レッズに0-2の敗戦。2連勝を逃した。

前半は0-0で折り返したものの、後半13分、同30分に失点。前半7分にFW西村、同32分にMF気田がGKとの1対1の決定機を迎えたが、いずれのシュートもGK正面を突き、ゴールは奪えなかった。

決定力の差が勝敗を分けた。前半7分、気田が相手のパスミスを拾い、ペナルティーエリア内の西村にパス。西村はワントラップから左足でシュートも、GKにはじかれる。前節1日の柏レイソル戦で決勝点を決めた背番号15は「FWとして決めなくてはいけないし、チームを助けるためにはああいうシーンをものしないとダメ」と話し、「もったいない90分だった」と続けた。

浦和駒場、埼スタでのJリーグ公式戦は19試合未勝利(4分け15敗)となった。手倉森監督は先制され、「追いつけるだろうという矢先に(後半30分に)阿部のFKで0-2にされた」と振り返り、「スコアを見ると鬼門の埼玉でまた仙台が勝てなかった。それがノーマルだと言われるような結果だった」。次戦は12日、無敗の首位川崎Fと対戦する。