初出場の帝京長岡(新潟)は準決勝で藤枝順心(静岡)に0-1で敗れ、初出場での初優勝には手が届かなかった。前半9分に与えた今大会初失点が決勝点となった。

藤枝順心は1月の全国高校選手権覇者で、同選手権の準決勝で0-2で敗れた相手。リベンジを誓っていた選手は得意のパスワークからゴールに迫る場面をいくつか作り出したが、シュート数は相手の16本に対しわずか2本に抑え込まれた。

◆帝京長岡・安島美優主将(3年)「(1月の全国)選手権の時より自分たちのサッカーはできた。ただ、シュート数や声がけの部分で負けていた。自分自身、次の選手権ではもっと攻撃を意識し、FW陣に得点を取らせたい。楽しむだけでなく、勝てるチームになっていきたい」。

◆帝京長岡・松野智樹監督(48)「立ち上がりから気持ちの面で相手が上だった。前半は自分たちのやりたいことができなかった。(先発の)5、6人が1年生なので、精神面をもっと成長させて(全国)選手権でもう1度(藤枝順心に)リベンジしたい」。