2戦連続で1点差負けを喫した。18位仙台は鳥栖に0-1で敗れ、5月30日のホームC大阪戦から続く未勝利は「11」に伸びた。

少ない決定機を生かせなかった。前半22分、オーバーラップをしていたDF福森がゴール前にクロス。DF真瀬がシュートを放つもバーの上を越えてゴールならず。前半のシュートはこの1本のみ。終始、鳥栖にボールを支配されたが、チーム一丸の堅守で、そう簡単にはシュートチャンスを作らせなかった。

後半は攻め込む時間帯も作ったが同21分、鳥栖DFエドゥアルドに直接フリーキックを決められて先制を許した。以降は同29分にFWカルドーゾ、MF松下をピッチに送り、攻撃の活性化を図ったが、最後までゴールを奪うことはできなかった。手倉森監督は「勝敗を分けたのは1つのフリーキック。後半に決定打を一つ、二つ決めていれば」と悔やんだ。

チームはリーグワースト2位の19得点で、得点力不足が課題に挙がる。4戦ぶりに先発出場したDF吉野は「攻撃にかける人数が少なかったと思うので、前の選手を追い越す動きも後ろから見ていて少なかった。ゴールへの最短距離がどこなのかをチームとして考えていかなければいけない」と話した。次戦は9月12日、アウェーG大阪戦。1日でも早くサポーターに勝利を届けるため、攻守両面でのレベルアップを図っていく。【相沢孔志】