駒大が阪南大に3-2と競り勝ち、中止となった前回大会を除き、14大会ぶり7度目の優勝を果たした。常に先行を許す苦しい展開だったが、後半33分に途中出場のMF島崎翔輝(4年)が決勝点を挙げた。2アシストのFW荒木駿太(4年)が最優秀選手に輝いた。試合は日本代表の森保一監督も視察に訪れた。

駒大はロングボール主体の縦に速いスタイルを貫き、前線に立ったJクラブ内定トリオ、熊本入りのFW土信田悠生、栃木入りのFW宮崎鴻、鳥栖入りの荒木が躍動した。この3人がターゲットとなり、得点を稼いだ。土信田が1得点、宮崎鴻が1得点、荒木が2アシスト。守備でも最後まで足を止めず、現代のポゼッションとは相対する戦術で効率よく打ち合いを制した。

秋田浩一監督は「10回つないで1点くれるなら考えが変わるが、サッカーは点を取るゲーム」。プレミアリーグのリバプールが、2タッチでの縦に速いサッカーを繰り出していることを説いた。そして「前3枚が毎試合、得点を取ってくれている。大会を通じて特に守備が良かった。選手が頑張った」と目を細めた。

駒大らしいハードワークを発揮しての14大会ぶりの優勝。MVPの荒木は「鳥栖でもプレースタイルは変わらず、運動量で戦う。駒沢で学んだことは一生忘れずに頑張っていきたい」とプロの舞台での活躍を誓った。【岩田千代巳】