関東第一（東京B）がPK戦の末に、飛び級でU－22日本代表に選出されているDFチェイス・アンリ（3年）を擁する尚志（福島）に勝利。初めて2回戦を突破した。
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関東第一の小野貴裕監督は試合後、「守備では（チェイスに）できるだけ長いボールを蹴らせたくなかったので、どちらかというとアンリ君ではなく、ラウル君（安江）にボールを持たせるような立ち位置を取らせるようにしていました」「攻撃に関してはわざと林と本間の位置を逆に入れ替えて、アンリ君から離れて林にボールを触らせて、アンリ君が守る場所をアバウトな状態にして。そこに食い付けば後ろに本間が走る。距離を詰めてこなければ林と肥田野でドリブルを仕掛けるという狙いを持っていました」と説明。
0－0からのPK戦勝利という、してやったりの結果に「ゲームの中でアンリ君が活躍するシーンをできるだけ減らしたかった。セットプレーはしょうがないですけど、攻守において彼が目立つと（相手）チームの士気が高まるので。何とか彼が活躍しないシチュエーションをつくりたいなと思って今日は配置をしました」とうなずいた。
昨年は2回戦で神戸弘陵にPK負け。同様の状況を乗り越えてのベスト16進出に「今回（壁を）乗り越えてくれた。去年の先輩たちも含めて、2年間分の成果といいますか、本当によく選手たちが頑張ってくれた。今は純粋に子供たちを褒めてあげたいと思ってます」と笑顔を見せた。
