J2藤枝MYFCが12日、裾野市内で3日間のミニキャンプをスタートさせた。8日のチーム始動からわずか5日目で異例の県内合宿を敢行。富士山を望む冬晴れのグラウンドに須藤大輔監督(45)のげきが響き渡った。「目の前の相手に負けるな」。「そこはつぶせ」。キャンプ初日に行った2部練習のほとんどが対人メニュー。狭いコートでの1対1や2対2では選手の激しいバトルが繰り広げられた。
指揮官は「J2では今まで以上に個の強度が求められる。この3日間は『対人祭』でいく」。同キャンプのテーマを明確に掲げ、J2仕様のチームに近づけていく。J3だった昨季はフィジカルを前面に出すチームに力負けする試合も少なくなかった。球際での激しい攻防でケガのリスクも上がるが、同監督は「体を慣れさせることと、そのマインドにすることが目的。そのきっかけとなる3日間にしたい」と強調した。
体を追い込むことだけがキャンプの目的ではない。今季は14選手が加入。チームの約半数が入れ替わった。寝食を共にするキャンプを通じて選手間のコミュニケーションを図ることも狙いの1つだ。昨季主将のMF杉田真彦(27)は「積極的に話をして、どんな選手なのかというのをお互いに知る機会にしたい」。クラブ史上初のJ2開幕まで約1カ月。厳しい練習の苦しみも共有しながら、チーム力を上げていく。【神谷亮磨】



