J1アルビレックス新潟は16日、沖縄・比屋根でのキャンプをスタートさせた。移動日となったキャンプ初日の15日は夕方に沖縄に到着したため、宿舎で軽くストレッチ。本格始動となったこの日の午前はピッチを使ってジョギングやチューブトレーニングで体を起こした後、フィジカルテストを行った。新潟在籍4年目を迎えたFW鈴木孝司(34)は「ケガをしないようにコンディションを見ながら、その時々の100%を出しながら過ごしたい」と意気込んだ。

昨季は28試合出場で4得点。ゴール量産を狙う今シーズンに向け、オフは「ケガ予防とパワー向上」を目標に下半身の筋力アップに着手した。この日に実施されたフィジカルテストの片足3段跳びは6メートル20センチ超え。シグナル音に合わせて20メートルの反復走を繰り返すシャトルラン形式の持久力テストでは脱落する選手がいる中、トータルで1200メートルを走るなどともに昨季の同時期の数値を上回った。進化を続けるベテランは「基礎体力ができている中で(練習に)入れている。より、いい準備ができる」と手応えを示す。

キャンプ拠点のタピック県総ひやごんスタジアムは鈴木にとってかつてのホーム。19年、当時J2のFC琉球に半年間在籍して27試合15得点をマークし、同年8月にJ1セレッソ大阪にステップアップ移籍を果たした。琉球の点取り屋として躍動した思い出の詰まるピッチでの調整に、「たくさん点を取らせてもらったピッチなので、いいイメージ、感触を持ちながら、いい体作りをしていきたい」と笑みをこぼす。

J1復帰2季目の新潟には攻撃的なポジションにJ1サガン鳥栖からMF小野裕二(31)、法大の後輩でもあるMF長谷川元希(25)がJ2ヴァンフォーレ甲府から新たに加わった。最前線でラストパスを引き出す鈴木は「よりコミュニケーションを取っていきたい」。ゴール量産に向け、沖縄でベースを作る。【小林忠】

 

○…練習開始前、沖縄市と同市スポーツコミッションによる歓迎セレモニーが実施された。新潟の沖縄キャンプは02年以来22年ぶり2度目。沖縄市・比屋根での活動は初となる。桑江朝千夫沖縄市長(68)は「シーズンが終わった時、ここでキャンプをしたからいい成績が残せたと言ってもらえるよう、サポートさせていただく」と激励した。チームには飲料水や名産の佐渡山牛が送られた。比屋根での一般練習公開は21日と28日を予定。桑江市長は「(沖縄の)サッカー好きの子どもたちが一流の技を見られるいい機会」と喜んだ。