WEリーグの新潟レディース(4位)は18日に、広島(5位)と戦う。17日は聖籠町で最終調整。GK平尾知佳(27)が完封で、今季ホームラストゲームを締めくくる。2試合を残し、3位日テレ東京Vとの勝ち点差は4。賞金が得られる3位で終えるためには、広島戦の勝利が必要。東京大会に続く2大会連続の五輪出場を狙う新潟の守護神が、7試合ぶりの無失点勝利で、代表入りへアピールする。

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真っすぐな気持ちで、どんなシュートもはじき返す。8勝2敗と大きく勝ち越して迎えるホームラストマッチ。平尾は「本当に今年はホームが強い。応援の力を感じながら試合ができているし、いい流れがきている。勝たなきゃ(ホーム)最終戦を締めくくれないし、見に来てくださるみなさんのためにも、勝利を届けたい」と力を込めた。

今季も残り2試合だが、平尾にとってはアピールの場でもある。7月開幕のパリ五輪で、21年に開催された東京五輪からの2大会連続出場を狙うが、メンバー入りは狭き門だ。五輪は登録人数が通常の23人から18人まで減り、GKも3人から2人に絞られるのが慣例。加えて、なでしこジャパンの正GKはINAC神戸の山下が担い、残り1枠を争う形だ。「アピールするには結果がすべて。無失点でいいアピールをするだけ」。メンバー入りへ、やることは明確だ。

元なでしこで11年W杯ドイツ大会で世界一になり、12年ロンドン五輪で銀メダルも獲得したMF川澄奈穂美(38)の言葉も五輪への思いを強くした。川澄の「オリンピックに出ることもチームのためなんだよ」との言葉に胸を動かされた。「なほさん(川澄)が言葉にして伝えてくれて、(パリ五輪に)出て、優勝したい気持ちが強くなった」。

自分のため、チームのためにゴールを守り続ける。堅守を誇るチームも、ここ6試合は失点続きで、計8失点だが「いい準備ができている。無失点で終われる自信はある」。22日には前哨戦ともいえるニュージーランド代表とのスペインでの国際親善試合2試合のメンバー発表もある。完封勝利で弾みをつけたい。【大島享也】

◆平尾知佳(ひらお・ちか)1996年(平8)12月31日生まれ。千葉県出身。JFAアカデミー福島-浦和から18年に新潟に移籍。日本代表として19年W杯フランス大会、21年東京五輪、23年W杯オーストラリア・ニュージーランド大会でメンバー入り。173センチ、65キロ。血液型A。