首位のFC町田ゼルビアは、後半追加タイムにMF下田北斗(32)のPKで勝ち越し、土壇場で勝ち点3を手にし、首位をキープした。
この日は黒田剛監督の54回目の誕生日。浦和レッズサポーターがひしめく埼玉スタジアムで、2000人のアウェー席に集まった町田サポーターが、同監督にバースデーソングを歌い、勝利と誕生日を祝った。
黒田監督にとって、埼玉スタジアムは青森山田高を指揮しタイトルを獲得した思い出の地。完全アウェーとなる浦和戦を前に「平凡なチームにはなりたくない。もう1つ力をつけて強さを発揮することが首位争いに影響してくる」と、この1戦の重みを選手に説いてきた。試合前には「今日は私の誕生日。勝ち点3がほしい」と選手を送り出した。町田イレブンは「監督命令」にしっかり応え、指揮官に白星をプレゼントした。
黒田監督は「ボールは持たれるケースは多かったが、帰陣速く、クロス対応も含めパーフェクトにやってくれた。じれずに最後まで粘り強くやっていけば、最後必ずいいことがあると。選手たちは信じてよく走ってくれた」と選手を称えた。J1での埼玉スタジアムに「慣れ親しんだ埼玉スタジアムですが、レッズのサポーターに囲まれて迫力があった」と話し、埼玉スタジアムで聞く自身の誕生日の歌に「この上ないプレゼント。埼玉スタジアムで聞くのは機会としてはなかなかない。すごくいい機会だった」と笑みを浮かべた。【岩田千代巳】



