セレッソ大阪の元日本代表MF清武弘嗣(34)が、サガン鳥栖へ期限付き移籍することが7日、正式発表された。
12年ロンドン・オリンピック(五輪)や14年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会など日本代表として活躍した清武は、ここ数年は度重なるけがに悩まされ、リーグ戦は昨季2試合、今季は全て途中出場の6試合にとどまっていた。
また、チームは攻守にプレー強度の高いスタイルを目指し、ここまで5位で上位争いに加わる。その背景もあり、技巧派の清武が出場機会をつかむには厳しい環境にあった。
C大阪には欧州移籍をはさみ、計10年間在籍。19年から5年連続で主将を務めるなどクラブの看板選手ではあったが、本人の意向も尊重し、期限付きでの移籍が決まった。
大分市生まれの清武は、大分トリニータの下部組織からトップチームに昇格。プロ2年目の09年以来、15年ぶりに九州のクラブに在籍することになる。華麗なパスの配球が武器の司令塔タイプで、シュートの正確性もある。J1通算259試合40得点の実力を、現在17位で残留を争う鳥栖で生かすことになる。
同選手はクラブを通じて「約10年間、僕を応援してくれて本当にありがとうございました。今回の移籍は本当に悩みました。クラブ設立30周年の中、優勝という目標を掲げてスタートし、何も残せなかった自分に情けなさと悔しさが残ります。しかし、まだまだ自分はプレーできると、そしてみなさんにもう1度認めてもらえるように頑張ってきます。いつも僕の心の中にはファン、サポーターのみんながいます。ずっと愛してくれて、共に戦ってくれて、応援してくれて本当にありがとうございました。これからもセレッソ大阪の幸せを祈っています」とコメントした。
◆清武弘嗣(きよたけ・ひろし)1989年(平元)11月12日、大分市生まれ。大分の下部組織からトップ昇格を果たし、10年C大阪へ移籍。12年7月にニュルンベルク、14年7月ハノーバー(ともにドイツ1部)、16年6月セビリア(スペイン1部)の欧州挑戦を経て、17年1月にC大阪復帰。12年ロンドン五輪代表で国際Aマッチ通算43試合5得点。J1通算259試合40得点。172センチ、66キロ。



