J2降格圏内で苦しむ横浜F・マリノスの救世主となれるか。
イングランド3部リーグのカーディフから移籍復帰したDF角田涼太朗(26)が7日、神奈川県横須賀市のクラブハウスで会見した。1年半ぶりに古巣のトリコロールのユニホームに袖を通し、「ホーム感があって、この色にもなじみがある」と実感を込めた。
センターバックと左サイドバックをこなせる貴重な左利き。足元の技術も高く、最終ラインからのドリブルで縦パスを供給する攻撃参加も魅力的な選手だ。
筑波大4年だった21年夏に横浜とプロ契約を結び、昨年1月にカーディフへ移籍。その後は期限付きで移ったコルトレイク(ベルギー)でプレーした。
背番号は元日本代表DF中沢佑二さんがつけていた「22」に決まった。
22、23年は33番を付けていた角田だが、海外移籍する前には22番を打診された。しかし、「まだ自分が付けられる番号ではない」。一度は断ったという。
それでも復帰後に、象徴的なナンバーを古巣が託してくれたことは「すごくうれしかった。ただ、責任や重圧もある。まずはサポーターの信頼を勝ち取るのが大切」とも語る。
欧州での経験は「苦しい時間はあったけど、プレースタイルの違いやタフに戦うところ、能力だけでは立ち向かえない身体能力の高い選手といかに賢く戦うことも知った」。
ただ、志半ばでの国内復帰には葛藤したが、「言ってしまえば、サッカーキャリアの第1章が終わったなと、僕の中では思っていて、ここからまた新しい幕開け」と新たな思い口にした。
角田がプロ生活をスタートさせた時は優勝争いに絡んでいた横浜だが、今はJ2降格圏内に沈んでいる。
埼玉県出身で横浜育ちでもなく、横浜で過ごしたのもわずか2シーズン。それでも、「間違いなく最高のクラブ」と言い切る角田は続けてこう誓う。「自分のやれることを全てささげるだけ」。愛するマリノスために、戦う準備はできている。【泉光太郎】



