京都サンガF.C.は17日、京都・城陽市内のサンガタウンで公開練習を行い、20日清水エスパルス戦(サンガS)に向けて調整した。
午前のトレーニングでは、ボールが動いた時のプレスやポジショニングの確認や、11対11のゲーム形式が強度高く行われた。
12日のサンフレッチェ広島戦では、内容で上回られながらもエースFWラファエル・エリアスのゴールで貴重な勝ち点1を獲得。鹿島アントラーズに勝ち点で並ばれたものの、首位をキープした。
次の清水戦はエリアスを出場停止で欠く中での戦いとなるが、10戦無敗(7勝3分け)と絶好調のチームには大きな不安なく臨める状態が整っている。8月のリーグを全勝し、同月のリーグ月間優秀監督賞を受賞した曺貴裁監督(56)は「目の前の試合で勝ち点3を取っていくことで、最終的に見える景色が変わってくる」と、目の前の試合に集中することを強調。23日に中2日でのFC町田ゼルビア戦が控えることもあり、エリアス以外のメンバーが入れ替えられる可能性もあるが「そのことが自分たちのパフォーマンスに影響するようでは、チームのマネジメントがうまくいっていないということ。代わりに、ではなく、出るべくして出る選手。全員で最大値を作ることが大事」と、誰が出ても京都らしい戦いができる強みに自信を見せた。
この日のピッチでは、全体をコンパクトにするため、最終ラインの押し上げのタイミングなどを入念に確認。指揮官は「真ん中が間延びして拾われてきたりすると、自分たちの攻撃の勢いも半減する。どんな状況でも前と後ろをコンパクトにすることはすごく大事。それは“守破離”と言われている中の“守”だと思う。“守”を忘れてはアイデアとか即興性は出ないと思うので、もう1度残り試合でそこに戻ってやるのは大事だと思う」とベースに立ち返っての確認意図を説明。主将のMF福岡慎平(25)も「広島戦では(ラインを)上げられる場面で上げきれず(パスが)入ってしまったりした。その部分のすり合わせができた」と修正に手応えを得た。
残り9戦でのリーグ初制覇に向けて、京都に首位を守るという意識はない。福岡は「広島戦は正直内容では完敗だったけど、まだまだ強くなれるというのを教えてもらった。残り9試合で勝ちを増やせる材料をもらえたのはありがたい」。貪欲にチームの成長を追い求めることで、その先にある栄冠をつかむ。【永田淳】



