J3アスルクラロ沼津はオフ明けの12日、裾野市内のグラウンドで16日に控える次節ホーム群馬戦に備えて練習を再開した。現在19位讃岐との勝ち点差は3で、勝てば最下位脱出の可能性もある一戦。前節アウェー琉球戦でプロ初ゴールとなる決勝点を決め、5試合ぶりの勝利に大きく貢献したDF宮崎海斗(24)が、今季初の連勝に向けてフル回転を誓った。

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リーグ最終盤で見えてきた最下位脱出の光をつなぐ。沼津の宮崎は、ホームで迎える次節群馬戦に向けて「自分たちは(J3)残留しか考えていない。そこに向けて、しっかりトレーニングしていきたい」と改めて決意。言葉通り、引き締まった表情で全てのメニューを精力的にこなした。

前節の琉球戦でヒーローになった。後半追加タイム1分に2-2の同点とされると「どうしても点を取って勝ちたかった」と、リスクを承知で前線へ。終了直前の同4分に右クロスを頭で仕留め、劇的な決勝ゴールをたたき込んだ。「間違いなく忘れられないゴールになった。そうならないのが一番だけど、次も状況次第では取りに行く」と2戦連発も視野に入れる。

今年8月にJ2熊本から期限付き移籍で加入。直近は3バックの一角を担うなど、最終ラインの要として11試合にフル出場する。熊本では出場2試合と出番に恵まれず、東海社会人リーグ・FC刈谷への期限付き移籍も経験した背番号「34」。「充実感はあるけど、チームが勝てていない。ここから連勝して、もっと充実させたい」とさらなる飛躍を目指す。

19位讃岐との勝ち点差を3に縮め、今季も残り3試合。群馬戦を含めたホーム2連戦を経て、最終節にはアウェーで讃岐との直接対決が待つ。宮崎は「ホームは雰囲気も良くて気持ちも高まる。2試合できることは大きい。どんな状況であれ、勝って最終節につなげることが大事。最後まで気を抜かずに戦っていきたい」と言った。

J3生き残りへ-。今季初の連勝を飾り、その勢いを加速させる。【前田和哉】

○…DF篠崎輝和(27)も勢いを持って群馬戦に臨む。前節琉球戦ではCKから頭でネットを揺らすなど、3バックの一角ながら1得点1アシストを記録。残留へ前進する貴重な勝ち点3獲得に貢献した。この日も軽快な動きを見せ「DFだけど、チームを勝たせるために得点などの数字だったり、失点しないために体を張ることは自分がやらなければいけないこと。続けたい」と意気込んだ。