エバートンのFWウェイン・ルーニー(31)が23日、イングランド代表からの引退を発表した。

 代表のサウスゲート監督から、9月1日W杯欧州予選マルタ戦、同4日スロバキア戦への招集を打診されたことに感謝。その上で、エバートンでのプレーに集中するため、代表引退を決意したことを声明で発表した。

 イングランドのユニホームをまとい、119戦で53ゴールを決めた。

 デービッド・ベッカム氏は自身のインスタグラムにルーニーとともに代表でプレーする写真をアップ。「17歳の若者が初めてイングランド代表の試合に臨んだ時、もう何年もプレーしてきたかのようだった。ウェイン・ルーニーのいるチームの主将を務めるのは光栄なことだった。なぜなら主将として、彼のように情熱、願望、勝者のメンタリティを持つ選手がチームにいてほしいと思うから。個人的に彼が代表を退くのは悲しいが、ウェインは今後も特別な才能であり続ける」などと記した。

 代表引退を宣言できるのは、ルーニーほどの実績を残した選手の特権だ。ただ英ガーディアン電子版によると、サウスゲート監督はW杯ロシア大会のチームにルーニーを呼ぶことをまだあきらめていないという。

 同監督はルーニーの代表引退宣言に理解を示しつつ、こうも言っている。「なぜ(ルーニーの代表復帰への)ドアを閉めなければならないのか。ノーというのはばかげている。不可能はないんだから。私は今まで心変わりをした選手を何人も見てきたし、みんなも見てきただろう」。

 ルーニーは今季エバートンで2戦2発。マンチェスター・ユナイテッドから環境も変わり、再び輝きを取り戻しつつある。ロシアのピッチで勇姿を見たいと思うのは筆者だけではないはずだ。

 【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)