2019-20年シーズンの欧州リーグ出場権獲得のため、ウォルフスブルクのFWフェリックス・クラウスが燃えている。

ウォルフスブルクは前節、欧州リーグ切符を争うライバルのホッフェンハイムに4ー1で勝利し、ブレーメンを抜いて8位に浮上。これでホッフェンハイムと1ポイント差、欧州リーグ本戦出場権が得られる6位レーバークーゼンとの差も2ポイントとなり、今週末のニュルンベルク戦で勝利をもぎ取ることができれば、2015-16年シーズン以来となるヨーロッパの舞台がいよいよ現実味を帯びてくる。

ただしウォルフスブルクの勝利は、現在17位に沈むニュルンベルクの降格を、ほぼ決定的なものとしてしまう。大衆紙「ビルト」に対し、ウォルフスブルクに所属するクラウスは複雑な胸中を明かした。

「僕のおじいちゃんは、ニュルンベルクの大大大ファンなんだ。だからニュルンベルクが降格するとなれば、僕にとっても非常に残念。おじいちゃんは毎週末スタジアムに行って、ニュルンベルクを追いかけている。僕自身も10歳、11歳、12歳くらいからおじいちゃんと一緒にスタジアムに行って観戦していた。おじいちゃんにとって、今の状況はとてもつらいものだろう。でも僕にはどうすることもできないから…」

クラウスによれば「おじいちゃんは今週末も(アウェーのウォルフスブルクまで)来るつもりだった」ようだが、「他にお客さんが来るから、(祖父のために)チケットが用意できなかった」。そして最後は「このチームは本当にいいチーム。誰もが味方のためにプレーできる。あと3試合、しっかり戦うよ」と、気合を入れ直したという。