新型コロナウイルスの影響により、選手たちが自宅で過ごす時間はこれまでに比べ非常に多くなった。では彼らは、トレーニング以外の時間をどのように有効活用しているのだろうか。

大衆紙「ビルト」によると、ライプチヒに所属する米国代表タイラー・アダムズは目下、心理学の勉強に精を出しているという。2017年にサザンニューハンプシャー大学の通信教育課程に登録を済ませていた同選手は、「オンラインで心理学を学ぶための時間は十分にあるからね。自分自身を継続的に教育していくため、この時間を役立てたいんだ」と話している。

フライブルクに所属する元ドイツ代表ニルス・ペーターゼンは「まずは早起きして朝食を作り、(自宅での)トレーニングに取り組む」とのことだが、それと並行して「ピアノを勉強するための本も読んでいる」という。またマインツでは、元U-20ドイツ代表のアレクサンダー・ハックが料理の腕前を上げることに注力する傍ら、オンライン課程でスポーツマネジメントを学んでいる。

そしてパーダーボルンから独3部ハレッシャーにレンタル移籍中のフェリックス・ドリンクートも「(大学の通信教育課程で)国際マネジメントを専攻すると(卒業まで)だいたい3年から6年くらいかかる。今はガリ勉するのに適した期間で、来週にはオンラインで初のテストも控えている。自分は石橋をたたいて渡るタイプだし、いつまでプロ選手でいられるか分からないからね」とコメント。引退後を見据え、新たな土台作りに着手していることを明かした。