【サン・セバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】
レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が、レアル・マドリードを破った会見の席でサッカー少年たちへのアドバイスを口にした。
「サッカーを継続的にやり続けるためのアドバイスおよび、久保選手みたいになるためにはどんな練習をしたらいいか?」
そう質問が飛ぶと、自らの経験を踏まえてこう切り出した。
「最初からうまくいく選手なんていないと思うので、うまくいかないことに慣れるというか、うまくいかない当たり前をどう乗り越えていくかっていうのは大事だと思います」
川崎市出身。近所の公園で父の手ほどきを受け、毎日のように幼少期から練習を欠かさなかった。それだけに、強い思いがにじみ出た。
「とりあえずはとにかく量だと思いますね。僕は小さい時は両親の支えもあって、朝から晩までできる限り外でボールを蹴らしてもらっていたので。友達と遊びたくなることもあると思うけど、その時にもボールを蹴るっていう。何かを犠牲にしないと、やっぱりこうやってプロにはなれないと思うので、できるだけ多くの時間ボールを蹴って欲しいなと思います」
小学生でバルセロナの下部組織に入団したことに始まり、次々と固定観念を覆してきた男。まだ21歳という若さにもかかわらず、まるでレジェンドに対する質問であり、その回答のようだった。ある意味、久保のすごさを垣間見た場面だった。
この日の勝利でRソシエダードは4位を堅持し、欧州チャンピオンズリーグへの出場権へ大きく近づいた。

