[ 2014年2月11日18時41分 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は11日の臨時理事会で、組織運営が改善されたとしてインドの国内オリンピック委員会の資格停止処分解除を決めた。

 ソチ冬季五輪にはインドの3選手が個人資格で参加し、7日の開会式では五輪旗で行進した。資格回復により選手村には同国国旗が掲揚され、選手は23日の閉会式では国旗で行進できる。同五輪の参加国・地域は88となる。

 インドの国内オリンピック委員会は9日、IOC代表団立ち会いの下、新会長に世界スカッシュ連盟会長のラマチャンドラン氏を選出。IOCのアダムス広報部長は「新体制の中に犯罪や汚職歴のある人物がいないと報告書で確認した。大会中に資格停止が解除されるのは五輪の歴史でも初めて」と説明した。