[ 2014年2月22日23時41分 ]

 ソチ冬季五輪を前にロシアで施行された同性愛宣伝禁止法を批判する33の国際人権団体が連名で、五輪開催都市の選考に当たっては人権も踏まえるよう求める書簡を国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に送ったことが22日、分かった。

 書簡を送ったのはヒューマン・ライツ・ウオッチなどで、五輪開催都市は人権を侵害するような法律を五輪前に導入しないとの確約を政府から取り付け、IOCはその確約が守られているか監督すべきだと主張した。また五輪憲章で禁止する「差別」が性的指向に対する差別を含むことが分かるよう、憲章の修正を求めた。