[ 2014年2月24日3時16分 ]<ソチ五輪:閉会式>◇23日

 ソチ冬季五輪の閉会式で、開会式で五輪マークが「四輪」となったハプニングを逆手に取る演出を盛り込み、観客の笑いと歓喜を誘う一幕があった。

 7日の開会式では会場につるされた巨大な5つの雪の結晶が、五輪マークへと変形する予定だったが、右上の輪が開かず「四輪」になった。

 閉会式では、冒頭で空と海をテーマにした演目が行われ、鏡をあしらった衣装をまとった700人の出演者がさまざまな形をつくって観客を盛り上げた後、五つのグループを形成した。まずは4つの輪を無事完成させると、右上の輪がまたも“開かない”演出。会場が期待する中、最後に5つ目の輪も無事形成され「五輪」が完成した。

 開会式の「四輪」の失敗では、ロシア国内向けの映像は成功したリハーサルのものに急きょ差し替えられるなど、失敗後の対応についても厳しい意見が出た。