東京五輪6位入賞の橋岡優輝(富士通)が、世界選手権(7月、米オレゴン州)の代表に内定した。

2本目で8メートル27(追い風1・4メートル)を記録し、参加標準記録(8メートル22)を突破。5本目には8メートル21をマークした。

世界への切符をつかみ「内定を決められて良かった」と、爽やかな笑顔を見せた。

橋岡は4月9日の日大競技会で踏み切り足の左足首を負傷。同30日の木南記念(大阪)は7メートル76(無風)で3位、セイコー・ゴールデングランプリ(GGP)は欠場した。

故障明けとなった今大会。左足首の回復具合については「9割5分くらい。最後(5本目)ちょっと違和感というか、気にしすぎていた。(大会前は)めっちゃ不安でしたよ」。負傷後は1カ月ほど跳躍を控え、腹筋、足首周りの強化などに励み「体の使い方がうまくなった」とけがの功名もあった。

東京五輪では銅メダルにあと11センチと迫った。1カ月後の世界選手権に向けて「(24年パリ五輪の)2年前で重要な大会になる」と気を引き締めていた。