陸上の世界選手権(7月、米オレゴン州)に出場する競歩日本代表が29日、北海道・千歳市内で練習を公開した。男子20キロに出場する東京五輪銀メダリストの池田向希(24=旭化成)は「ここまで順調に練習が継続できている。残り1週間ちょっとですが仕上げて、ベストコンディションで迎えたい」と見据えた。

前回のドーハ大会では6位。その悔しさを晴らすつもりだ。「やりたかったレース、出し切ることができなかった悔しさが残ったので、今回はそれを上回りたい。上位、メダル争いに加わりたい」と誓った。

前回同種目で優勝した東京五輪銅メダリストの山西利和(26=愛知製鋼)は「8割くらい仕上がっている」と順調。連覇に向けて「そこを想定して準備をしてきた。そこをきちっと出し切れれば、手が届くんじゃないかなと思う」と自信を見せた。