4月に日本郵政グループからユニクロに移籍した広中璃梨佳(25)が、新天地デビューを果たした。9分23秒76の14着でフィニッシュ。同月の合宿中には左脚の痛みを発症し、検査の結果、肉離れも判明していた。それでも、「世界陸上で走った国立で、まずは順位関係なく、今シーズン初戦を迎えたいという気持ちでここに来ました」と話した。
移籍発表から約1カ月半。お決まりの赤色のキャップ帽をかぶって国立のトラックを駆け抜けた。
昨年9月の世界選手権東京大会1万メートルで6位入賞。今年9月の愛知・名古屋アジア大会代表にも早期内定している。
3月31日限りで日本郵政の陸上部退部と同社を退職。SNSでは「新たな環境でチャレンジするため卒業」とコメントしていた。
新天地では1万メートル以外の中長距離種目への挑戦を掲げている。
しかし、「短い距離も挑戦したいという思いもありつつ、ケガが今年に入って4回ぐらい色んな箇所で出ている。何やってもなんかなかなかうまくいかない気持ちと、頑張りたい気持ちがかみ合っていない部分が大きい」。涙声で語った。
しかし、4月から加入したユニクロは「ウェルカム感じ」と明るい一面も見せた。24年パリ五輪1500メートル代表の後藤夢らから刺激をもらうなど充実した日々を過ごしている。
「本当に今までの広中の形だった5000、1万でやってきたものではなく、『どの種目でも戦えるよね』と言われるように」。
2年後のロサンゼルス五輪を見据え、大きな一歩目を踏んだ。

