来年の北京世界選手権の出場権がかかる世界リレー選手権(24、25日=ハバナ・ナッソー)に出場する男女の日本代表が19日午前、成田空港を出発した。男子3種目12人、女子1種目5人の計17人で、一行は米フロリダ州タンパで時差調整を兼ねたミニ合宿を行い、22日に現地入りする。

 男子800メートルリレーに出場予定の江里口匡史(25=大阪ガス)は、今回の男子チームの主将も務める。100メートルの自己ベスト10秒07は日本歴代5位で、代表では400メートルリレーの常連だっただけに、五輪非種目でのエントリーは不本意なところかもしれない。「もちろん世界選手権や五輪は狙う」と伝統種目への復帰を狙うが、今回は400メートルリレーのリザーブも兼ねる主将の立場として「まずは4継(400メートルリレー)とマイル(リレー=1600メートルリレー)で、来年の世界選手権出場権獲得が最低限。現状で選べる範囲ではベストメンバーだと思う」と話した。