全国高校駅伝が23日、京都・西京極陸上競技場で行われる。男子福島県代表の学法石川は、昨年41位からの雪辱を誓う。福島県予選では、最大のライバル・田村を破り連覇。抜てきされた1年生3人も力走し、選手層の厚さを示した。11月8日の東北高校駅伝でも、4区で車田颯(1年)がトップに立ち初優勝。松田和宏監督(38)は「(1年生は)度胸があるので楽しみ。入賞を狙いたい」と意気込む。

 カギを握るのはエース高本真樹(2年)だ。昨年は1年生ながら1区で起用されたが、区間40位と大きく出遅れた。「雰囲気にのまれた。3年生に申し訳ないことをした」と責任を痛感。悔しさを胸に、練習では先頭に立って仲間を引っ張り、5000メートルのタイムもチームトップの14分31秒まで伸ばした。

 エース区間での起用が濃厚。監督は「高本は大丈夫。リベンジしてくれるでしょう」と期待。スタートダッシュを決めれば、目標の入賞が見えてくる。