<全国高校ラグビー:西陵24-10光泉>◇30日◇2回戦◇花園

 光泉(滋賀)が雨に泣き、初の3回戦進出を逃した。

 前半を0-14で折り返すと、後半は開始から圧倒。1分にフランカー竹林玄人(3年)が追撃のトライ、6分にはCTB小筆誠也(3年)のPGで4点差にした。完全に流れをつかみながら、雨にぬれた芝に足を取られ、滑るボールを取り損ねるなど、勝負どころでのミスで得意の連続攻撃が続かなかった。

 高校日本代表候補のSH住吉藍好(3年)は密集からの突破で、何度も好機をつくった。「プレッシャーがきつくて慌ててしまい、ミスが多かった。みんなとやっていて、試合中はすごく楽しかった」と号泣。薬師寺利弥監督(38)は「スタイルは貫けたけど、ミスが痛かった。もっと努力しろということですね」と唇をかんでいた。