西日本予選でV2を達成したダイハツが全国初Vに挑む。同予選で圧巻はエース木崎良子(25)の5区での走り。トップのワコールと1分2秒差でたすきを受けたが、焦らず5キロまで抑え、そこからエンジンを爆発。起伏のある終盤で一気にトップに立つと、逆に13秒差をつけてゴールした。

 木崎は今季、日本選手権2種目2位でアジア大会代表に選出。全日本実業団1万メートルでは福士加代子(28=ワコール)を破って優勝するなど、日本のトップに成長した。中里麗美(22)も1万メートルで31分台の自己新をマーク、5区でも「攻める」レースができる。2枚看板の走り次第では念願の初Vが見えてくる。