あの柔道界の名言が再び-。

 リオデジャネイロ五輪男子代表が3日に都内で練習を公開。男子73キロ級で現世界王者の大野将平(24=旭化成)が「調子が悪くても最低金メダル獲得。それができる実力の差をみせつけられるように」とテーマを掲げた。思い出すのは、00年シドニー五輪で金メダルを獲得した谷亮子(当時は田村)の「最高で金、最低で金」のフレーズ。大野は意識したわけではなく、その意図は「自分が10あるうち1の力しか出せない、そして相手が10の力を出してきた、それでも勝てる圧倒的な差をつけていかなければ。五輪は何が起こるか分からないので」と話した。