初出場で1勝を挙げた平成(秋田)が、2回戦で姿を消した。

 夏の全国総体8強の市船橋(千葉)に、攻守で圧倒された。佐々木信吾コーチ(43)は「悔しいです」と目を真っ赤にした。

 高さで劣るためインサイドになかなか攻め込めず、内より得点が難しいアウトサイドからのシュートが目立ち、そのリバウンドを拾われて失点を重ねた。主将の三浦杏太(3年)は「上には上がいると実感しました」と脱帽した。

 71年の第1回大会から46回連続出場していた名門・能代工に代わって、コートに立った。佐々木コーチは「1歩目を出すことは勇気が必要だと思います。彼らは頑張ってくれた。だから2歩目が大事」と、下級生に奮起を促した。