15年ぶり出場の浜松学院(静岡)が、前回ベスト8の八王子学園八王子(東京)との激闘を、81-73で制した。

 第1Q、15-20とリードされたが、第2Qに逆転した。しかし、37-32で第3Qに入ると、また逆転を許して51-57となった。勝負の最終第4Q。残り3分20秒で70-68としたが、八王子の203センチ、ゲイ(3年)の3点シュートで再びリードを奪われた。しかし、粘って再逆転すると、最後は残り30秒余り、191センチのエース田中旭(3年)の気持ちのこもったゴールで突き放した。

 しびれる試合展開に森下貴之コーチは「リバウンドを取られた時に我慢できた。第3Qはウチのリズムじゃなかったが、キレずに最後までやれた」と納得した様子。そして「田中には『外国人がついてきた時は、お前が点を取らなきゃダメ』と言ってきた。静岡県内でも外国人とやって、ここでも対応できた」のエースの奮戦をたたえた。

 ベスト8を目標に練習してきた。森下コーチは「夏のインターハイでも2回勝ち、3回戦延長で(新潟・開志国際に91-94で)負けた。明日は選手に気持ちを引き締めさせてやりたい」と目標達成に照準を合わせた。