浜松学院が、興誠時代の96年(平8)以来、20年ぶりの16強入りを決めた。昨年8強の相手に対し、序盤はリズムに乗れずに苦戦を強いられた。特に相手エースで身長203センチのセネガル人ドゥドゥ・ゲイ(3年)に次々と得点を決められたが、マークについた191センチの田中旭(3年)が奮起。チーム最多の27得点を挙げて勝利に貢献した。

 現在の3年は浜松学院中時代に全国中学体育大会で優勝したメンバーが中心。伊藤颯太主将(3年)らと再び頂点を目指して全国舞台に臨む田中は「自分をエースと見てくれているからには得点しないと。ずっと主将がオレを信じてやってくれた。それに応えられたかなと思う」と強豪撃破を喜んでいた。