全国制覇経験校同士の対決は、5度の昭和学院(千葉)が2度の札幌山の手(北海道)を、91-55で下した。昭和学院は今夏の高校総体3回戦で札幌山の手に77-78と1点差負けを喫していたが、見事に雪辱した。

 30-20とリードして迎えた第2Q終盤、昭和学院は1年生の星杏璃らが3連続を含む4本の3点シュートを決め、一気に突き放した。後半も星のドライブシュート、エース赤穂ひまわりの3点シュートなどで大きく点差を広げた。

 快勝に鈴木親光コーチは「狙い通り先手を取れた。少しチームになってきた」と笑顔。「夏は主力がケガをして、チームを作り直している最中だった。下級生も3カ月しかやっていなかったが、今は8カ月経験を積んできた」とチームの成長に手応えをつかんだ様子だった。