浜松学院が、興誠時代の88年(昭63)以来となる8強入りを逃した。浜松学院中時代の13年に全国中学体育大会を制したメンバーたちが、相手エースの大倉颯太(2年)の動きを封じることができず、第1クオーター(Q)で13-24と苦戦。第2Q以降は互角の攻防だったが、序盤のリード差を埋めることができなかった。

 目標の8強まで、あと1勝と迫り、選手には重圧もあったという。中学日本一を経験する伊藤颯太主将(3年)は「緊張もあり、少し消極的になってしまったと思う。(序盤は)相手シュートが入って、こちらが入らずにテンションが下がった部分もありました」と反省。

 今夏の全国総体に続き、16強止まりとなった森下貴之監督(39)は「勝負どころのフリースローやシュートが入らなかった。勝負強さが8強の壁を超えるには必要かなと思う」と分析していた。