市船橋(千葉)は、高校総体優勝の福岡第一に62-79で敗れ、2年ぶりのベスト4進出はならなかった。

 前半を30-38で終えると、後半立ち上がりに一時流れをつかんだ。194センチのポイントガード赤穂雷太(3年)のバスケットカウントで41-41とし、リズムに乗るかと思われた。

 しかし、福岡第一の双子の兄重冨周希と弟友希の早いパス回しとインサイドに切り込むプレーで、第3Qを終わって10点差をつけられた。第4Qも反撃のリズムをつかめないまま、試合終了ブザーを聞いた。

 近藤義行コーチは「双子のリズムにならないように、ディフェンスを引き気味にしたが、リバウンドからブレークされた」と相手のスピードに舌を巻いた。

 赤穂は「追い付いてホッとしてしまう部分があった。相手との集中力の差が出た。(メインコートの)いつもと違う雰囲気にのまれた」と反省。28日に3位決定戦に臨む千葉・昭和学院3年の双子の妹ひまわりに「決勝と3決しか勝って終われるチームはないので、何が何でも勝ってほしい」とエールを送っていた。