岐阜女(岐阜)の連覇はならなかった。第4Q、ゴール下に走り込むパスディヤイ・ファトー(3年)への浮かしたパスが通り、62-65まで追い上げた。続く攻撃でも成功したかに見えたが、ファトーがミス。安江満夫コーチ(63)は思わず頭を抱えた。結局、逆転できなかった。「昨年はファトーで勝って、今年はファトーで負けました」と悔しさをにじませる。桜花学園(愛知)と総体決勝では48-60、国体で61-74だった点差を2点差まで詰め、最後まで苦しめた。「1年間目標を持って練習すれば、ここまで到達することを選手たちは示してくれた。その成長率を褒めたいし、誇りに思いたい」と会見をしめくくった。