昨季ラグビートップリーグ2位のヤマハ発動機は3日、磐田市の大久保グラウンドで新年度初のグラウンド練習を行い、新加入選手7人を発表した。

 全体練習にはスーパーラグビー(SR)日本チーム、サンウルブズに選ばれた6人と一部外国人選手を除く34人が参加した。新加入ではSOマット・マッガーン(23)が参加。プレースキック練習では、ゴールライン上からゴールポストに3本連続で直撃させるなど、スキルの高さを発揮。清宮克幸監督(49)は「バランスが良い。ランもパスもキックも蹴れる。まだ若いので、マレ・サウのように長く日本でプレーさせたい」と評した。マッガーンは、昨季までSRのブルーズに所属。高校ニュージーランド代表の経歴を持ち、「選手の幅を広げたくて来ました。コンタクトプレーでアピールしたい」と意欲を見せた。

 大卒選手は、早大で主将を務めた桑野詠真(22)、女優西内まりや(23)のいとこで、新副主将・西内勇人(24)の弟勇二(22)ら6人が加わった。ヤマハRS出身者で初めてヤマハ発動機に入社した広川翔也(22)は「ここに戻って来られてうれしい」と話した。【大野祥一】